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最終話 「大団円」

こんにちは~(*´ω`*)



始めから読みたい方はこちらからどうぞ(。•̀ᴗ-)✧
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第1話はこちら♪




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『大航海が夢の跡 ~まったりゆったり航海中♪~』



最終話 「大団円」





帰還してあれから3週間。


熊五郎とはあれから毎日仲良く襲われてます

そろそろどちらが上かハッキリさせてやらなければね!
(ダーノが子分w)

まぁちゃんと飼育してるから大丈夫ですよ
(餌やり係w)






そんなこんなで今日はロンドンの港に来ています



アレキサンドリアからリネラさんがやって来た
20201115083646716.jpg

「おひさー!元気にしてたかにゃ?」


「元気ですよ。リネラさんは相変わらずの猫娘ですねw」
「ダーノは相変わらずの見事なお腹だにゃw」
「相変わらず酒場には?」
「マリアは私の嫁!」
変わらないなーw


リネラさんと話していると、
逆方向から誰かが突っ込んでくる
「あ!ダーノン!だーのんは元気にしてる~?」

2020121309505607d.jpg

お腹をグサグサ強く刺される
こら、お腹にペンキで文字を書くなw


「お~!ヒナちゃんか!
いまはだーのんじゃなく熊五郎やで!」

フィーナは頬を膨らませブー垂れる

「え~!だーのんでいいじゃん!ケチケチ~!」


すぅーーっ……
フィーナは大きく息を吸い、

『ダーノンは巨乳好きの変態~!!!!!!』


いきなり大声(シャウト)で叫ぶ

なにしやがるw


「ロンドンでシャウトは、
まじやーめーて~wwwwwwwwwwww
リンドウさん止めて!」

リンドウさんは奥さんとニコニコ微笑んで止めようとしない

リネラさんは爆笑してる

周りは敵だらけか、まさに四面楚歌!




街中で騒がしく話しているのには訳がある。



今からカンツさんとミャーさんの
【結婚式】があるのだ!


セントポール寺院にて式が執り行われる
鉄粉臭いトンスラが採れたあの教会で。






~~~~~~~~~~~~

(教会内)


「あ、ダーノさん。お久しぶりです!」
にーのとだーの

おお!懐かしい!
座席に座ると横には、ピノさんが!

「ピノさんにマルボローさんにユカンポさんまで!わざわざありがとうございます」

「こちらこそお誘いありがとうございます!
ちょうどロンドンに来る用事があったので来ちゃいました」

ピノさんは相変わらず可愛いな~♪


「あのカンツが結婚とはねぇ。先を越されちまったよ…

くっ、来年までにはラウルを必ず捕まえてみせる!」
202011090839257aa.jpg

ユカンポさんは燃えている



「ま、まぁまぁ!気を落とさず。この後に披露宴があるから美味しい飯でも食べましょう」
「良いですね。望むところです」


お、始まるぞ!
パイプオルガンの音が盛大に響き渡り、
聖歌隊がそれに合わせて讃美歌を奏でる


カンツさんとミャーさんの入場だ



ワー!

パチパパチパチバチパチパチパパチパチ♪


みなさま静粛に!



これよりカンツオーネ及びミャーの
婚約の儀式を執り行います。

結婚式




牧師:
「カンツオーネよ、
汝はミャーを将来の伴侶とし、

健やかなる時も病める時も、互いに支え合い、
共に歩んでいくことを誓うか?」

カンツオーネ:「誓います」



牧師:「それではミャー。

貴女はカンツオーネを、貧しい時も苦しい時も、
互いに支え合い、永遠(とわ)に愛し続けることを誓うか?」



ミャー:「誓います」


牧師:「それでは、続いて指輪の交換を致します。
まずは新郎から新婦の左手の薬指へ。
そのあと新婦から新郎へと、指輪をはめてあげてください」
 
指輪はこの間貰ったプラチナ原石を研磨して
結婚指輪に作ってプレゼントした


二人はお互いの薬指に結婚指輪をはめる


では二人で誓いの言葉の斉唱を。


カンツォーネ&ミャー:
「『創造主は初めから人を男と女とにお造りになった』
そして、こうも言われた。

『それゆえ、人は父母を離れてその妻と結ばれ二人は一体となる。
よって二人はもはや別々ではなく、一体である。
従って、神が結び合わせてくださったものを、
人は勝手に離してはならない』」


牧師:「二人はこの律法を遵守するや?」


202012122051386f7.jpg
カンツォーネ&ミャー
「「誓います!」」




牧師:
「この律法に基づき今ここに、
お二人の誓いは成立しました。
これからお二人の歩んでいく先が、
太陽にまばゆく照らされた、暖かな道でありますように……」




「ご成婚おめでとうございます!」 

「お二人に心からの祝福と新しい門出を迎える歓迎の拍手を!」


わーーーーw
パチパパチパチパチパチ88888888888888888888888888888888888888888888888888♪
「おめでとう~!」
「お幸せに~!」
「末永くお幸せに♪」
「先輩やりましたね~!」
「にゃ~!羨ましくなんかにゃいよ!」
「羨ましいぞカンツー!」
「おパンツおめでとう★もげろ!」
「カンツちゃーん俺とも結婚して~!」
「ミャーちゃん可愛い~♪」

みんなから盛大に送り出される

ハネムーン旅行はみゃーさんのリクエストで
オーストラリアに行くみたいだ

良い結婚式だった
おめでとう!
カンツさん&ミャーさん!




最後に
0016.jpg

みんなで記念撮影♪

~~~~~~~~~~~~~~~


その後は集まった皆を屋敷に招待して
披露宴と言う名の宴会だ!
飲めや歌えやのドンチャン騒ぎw

会長はパンツ一丁のカンツさんの頭を羽交い締めして、
ユカンポさんが下半身を関節技で決めている。
四の字固めとはw

動けないカンツさんのお腹を
ピノさんが墨でイタズラ書きしてるしw
また乙女な絵をw


ミャーさんはマルボローさんとキキさん、
シンシアに囲まれて今までの馴れ初めを話している

ミャー:「何より優しいの!(*´∀`人 ♪
ああっ、もぉー、みゃーさんにはもったいない人だよぉぉぉおお(ノω`*)ノ
ねぇカンツ、すごく幸せ、愛してるぅ★」


うはっノロケ大爆発だw
ちょっと誰?こんな強い酒飲ませたのw


ラナンさんはリネラさんと知らない美女達に囲まれている

「ラナン様、この女は誰にゃー!」
シャー
「あなたこそ私のラナン様に何のようかしら?」
「あら?ラナン様は私のものよ?」
「お兄ちゃん、このオバちゃん達は誰〜?」


一触即発だ!

四人に囲まれたラナンさん

イケメン

「どうしてこうなったw」


モテる男は辛いねぇw


はははw修羅場w


めっちゃうけるんですけどw
はー、楽しい!

酒も美味しいし料理も旨いし
なんだかこんな雰囲気も良いもんだな

ちょっと椅子に座ろうか

よっこらせ

椅子から眺める景色はみんな笑顔。
今日は最高の一日だな




もう満足だ……



























――――――――――――
















気づいたら真っ白い空間にいた


















『あら?

やっと繋がったようね


あなたは邪念が多すぎてなかなか交信出来なかったけど
やっと心が穏やかになったようですね

ずっとシンシアの中から
だーのパパの事を見守ってたんですよ?




この世界は
ミャーさんの願望を叶えるために存在する仮想の箱庭

どうやっても結ばれることはなかった二人がついに結ばれた


数多(あまた)の星の数より選ばれた
ほんの僅かな確率を紡ぎ合わせた奇跡


ああ、永遠に感じたこの輪廻が
ついに成就された…

ありがとう!
貴方じゃなければ、この魂は救われなかった


私もようやく解放されるわ……


貴方の行く先にどうか光がありますように』









女神のような美しくも儚い女性に優しく抱きしめられる







この瞬間、全ての記憶が戻った












2017040707002547e.png




「ああああああああっ!ラビさん……」
( ;∀;)



ラナンさんとリネラさんとの記憶も戻った


全身の震えが止まらない
両頬には止めどめなく熱い液体が滴り落ちる




「俺、おれはなんでこんな大事な人を忘れていたんだ!」


ラビは微笑みながらダーノの頬にそっとキスする


『あなたの魂は輪廻の度に摩耗していました。

何万回もの繰り返しに記憶が耐えきれなかったのでしょう


もう大丈夫ですよ』





涙を流して抱きしめる








あぁ、俺の魂は救われた






『貴方のお陰です、ありがとう!だーのパパ……』










その瞬間、




世界は眩しい光に包まれた

















――――――――――――――――














はっ!


夢か………


内容は思い出せないが

なんだかとても満たされた気持ちだ




あれ、頬がだいぶ濡れてるな



ビールでもかけられたか?




宴会は相変わらず賑やかである




そこにシンシアが心配そうに覗きこむ

「どうしたの?ダーノ大丈夫?」

「あぁ、シンシアか。大丈夫だ、少し寝てたわ」


「飲みすぎよ、もう少し休みなさいな(だーのパパ…)」

「ん?なんて言った?」



―――何でもないわ
シンシア

そう言いながら、優しく微笑む横顔が美しい


「そういえば、いつ式をあげる?」

「ん?なんのことだ?」


「この間の温泉でプロポーズしてくれたじゃない。
『本当に綺麗だね……シンシアと一緒に見るから尚更だな』って★
まさかダーノがあんな返しが出来るなんて♪」


あ!あの『月が綺麗ですね』か!

「おい、その話はどう言うことだ?」
ソリマチ会長、いつの間に横に居たのですかw

「あら、ダーノならいいじゃない。シンシアにはピッタリ♪」
ああ、キキの姉御勘弁してw


「ダーノには温泉であられもない姿を見られたし
責任取って貰わなきゃ(*ノ▽ノ)」

やめてシンシアw

「なんだって!だが、うちの娘は絶対にやらん!」
会長誤解だって~!

「これは【魔姦肛殺砲(まかんこうさっぽう)★】案件だな!」
ラナンさんヤメテ!それは洒落にならんw

「責任はちゃんと取らなきゃいけないニョ!」
リネラさんまでw

「私と結婚するんでしょ♪」
マルボローさんなら大歓迎です!

「あら、私のことは遊びだったのですね?」
ビノさん酔っ払いすぎ~!

「うちの姫様にコナかけるた~、いい度胸だねぇ」
ユカンポさん怖いw


「あー、浮気だ浮気だー!今度は人妻狙うんだよねw」
ひなちゃん、誤解を招く言動はやめなさいw


「ダーノさんは女の敵だったのですね!私も嫁ぐ~♪」
ミャーさんあんた、さっき結婚したばかりやんw




「これは責任取らなきゃ★☆彡」

全裸でなに言ってるのカンツさんw








あーこれはヤバイ案件だ!




すぐに逃げなければ!

熊五郎カモン!

がうがう!

熊五郎に乗って逃走だ!

さらば!






ε=ε=ε=ヽ(怒`Д´)ノ待てゃゴルァ!!




ε=ε=ε=へ(*`口´)ノヒィィィ!!



こんなところで捕まるか!


まだ大海戦も陸戦もサルベージも論戦も何もやってないんだ!


『人生なんて暇潰し、好きに生きてやる!』
 




俺の大航海はまだ始まったばかりだ!!


うおおおおお!!!!!!!!!!

ε=ε=((((((((●ノ・`Д・)ノ


くまごろう





【大海原が夢の跡】



    Fin






==================




最後まで読んで頂きありがとうございました!

この2ヶ月全力で突っ走りましたが如何だったでしょうか♪
良かったら感想コメントお待ちしております✧◝(⁰▿⁰)◜✧


あとがきはこちら↓

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第58話 「会長の涙」

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『大航海が夢の跡 ~まったりゆったり航海中♪~』



第58話 「会長の涙」




リスボンを出港して丸二日。

カンツさんとミャーさんが左手の薬指を眺めてはニヤニヤしている。

話を聞くとリスボンの高台で
カンツさんがミャーさんに指輪を送り、
改めてプロポーズしたそうだ。

やるなカンツさん!

熱い熱いw


真っ正面にブリテン島が見えてきた。
ここまで来たらロンドンまでもうすぐだ!

秋にロンドンを出たはずが一年半かけての帰還

まぁ、この当時なら普通といったら普通か

このプララーン号が優秀なのと
アトランティスがサンファン沖まで送ってくれたのが助かったな


【イングランド ロンドン】




荷物はドミンゴに降ろしてもらい
皆で東インド商会の屋敷に向かう

俺はクマの熊五郎の上に股がりながら街路を通る

気分は金太郎だ!


三ヶ月ぶりだが懐かしい

やはりここに帰ると落ち着くわぁ



「ただいま帰りました!」



「よくぞお戻りになられました!
シンシア様、ウチダーノ様!
おおお!奥様よくぞお戻りに!」

「「「お帰りなさいませ!!」」」

執事のセバスチャン率いるメイド達が
玄関ホールで一斉に出迎える。

―――御主人様にすぐに御伝えを。

メイドは頷(うなづ)きすぐに報告に向かう

「ただいま。お父様に報告があるわ。いらっしゃる?」

「御主人様は執務室にいらっしゃいます」

執事は恭(うやうや)しく俯(うつむ)く

「わかったわ。ダーノのペットはどこに預ければいい?」

「馬小屋に離して預かりましょう」

熊五郎を馬小屋に預けてから
執務室に赴く。

「おお!シンシアにダーノよく帰ってきたな!

オオオオ!!!!!
キキっ!よくぞ戻った!」


感動

あまりの嬉しさにキキの姉御を抱き締め
感涙にむせぶソリマチ会長

「なんだい、あんた。つい四ヶ月前に出掛けたばかりなのにエライ老けたねぇ」

「うぁぁぁ、ほっとけ!
あれから12年も経っておるのだ。
おまえは綺麗なままだな、ワシは、わしは嬉しいぞ!」

もう会長は泣きすぎて顔がグチャグチャだ
姉御はそんな会長を優しくあやす

会長は姉御に抱きつきながら顔をこちらに向け話しかける

「ダーノありがとう!
お前のお陰でまた家族で暮らせることが出来た!
どう御礼をしたらいいのかわからん。
何でも欲しいものを言ってくれ!」

俺は会長の提案をやんわりと断る

「気にするな。
困ってる時に手を差し伸べるのが友人だろ?

何かが欲しくて動いたんじゃなく、
ただ純粋にあんたの嬉し涙が見たかっただけなんだよ」


言わせんな、恥ずかしいw

「……そうか、そうだな。
ありがとう、……友よ」


その言葉だけで充分さ
片手を挙げてそのまま部屋を出る

親子水入らずだ、邪魔しちゃ悪いわな



良かったな、ソリマチさん





その後の晩餐会はいつも以上に盛大だった

持って帰った香辛料やお米が大活躍♪
豪華なご馳走に高そうな酒が大盤振る舞いだ!

特にスープカレーは好評だった



会長は姉御とシンシアにベタベタだし、

カンツさんはミャーさんといちゃいちゃしてるしw
2020121220514057c.jpg

ミャーさんの笑顔がとても素敵だ

ラナンさんはさっきまでいたが、
倉庫に商品の在庫を見に行った

俺は、………うん、

一人でちゃんとご馳走を食べているよ

うぅ……
寂しくなんてないんだからね!( ;∀;)



部屋に戻るのも一人で寂しいから

厩舎に立ち寄る



がるるる……
クマの熊五郎が鼻っ面を押し付けてくる。


おお、熊五郎よ!


慰めてくれるのか、優しいな!



ワシャワシャ 
クーンクーン

よーしよしよし♪

熊五郎は喜んでいる


ワシャワシャワシャワシャ!

ふふふ、可愛いのう

ペロペロペロ



こらこら、噛んじゃいけないよ  


熊五郎は興奮している

ペロペロペロペロ!


あ、こら、そこはアカン!



ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ!



ちょっ!やめ!離せ!
やめなはれー!

20201212214850e2d.jpg



がおー



ファーーー!★








キラーン☆彡




ダーノの運命は!?


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一日一回ぽちっとな♪( ´∀`)

第57話 「フィーナとの約束」

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『大航海が夢の跡 ~まったりゆったり航海中♪~』



第57話 「フィーナとの約束」




なんとかキキの姉御とミャーさんを
アトランティスで救助できた



ミャーさんの話を聞くと、
カンツさんとはぐれた後は、キキの姉御に保護されて
そのままの流れで航海に付いて行ったようだ。

いまはカンツさんとベッタリくっついている。

良かったね、カンツさん!



姉御もアトランティスの調査が
このような中途半端な形になるとは思ってもいなかっただろう。
本来だと半年はみっちり調べるはずだから
かなり不満なはずだ。

また勝手に調査に行きそうで怖いなw


そんな事を考えながら
海図を見ているのだが、


どうしよう……


まさかの迷子です


南下すれども蝦夷が見えないのだ!
しかも異常に暑い。

11月の蝦夷は寒いはずなのに猛暑日だ
たぶん30度は軽く越えてるぞ

六分儀で太陽高度を測り、
三角定規や計算表を使って海図を作ろうにも
明らかに緯度が違う。いや経度もだ。

ウンウンと海図とにらめっこしていると、

シンシアが天球儀を持ってきて指差す
 

「ダーノ!先程までいたアトランティスの指し示す場所がこんな所に!」

シンシアが指し示す場所は、

なんと【カリブ海サンフアン沖】!!!!


ジパングの蝦夷沖にいたはずが
いつの間にかカリブ海に移動していたとは……


どういう原理なんだよ、全く……

姉御じゃないけど
アトランティスはじっくりと調べに行きたいわ


そうと決まればもう一度六分儀で太陽高度を測り、
今度は上手く緯度も経度も当てはまり正確な海図が作成できた。


サンフアンから北に100㎞

後続の船に手旗信号を送り進路を変更。

目指すは東、まずはリスボンだな



~~~~~~~~~~~~


【ポルトガル リスボン】


サンフアン沖からは順風満帆で
嵐もなく無事にリスボンに寄港できた


ここを出てはや3ヶ月か
なかなか充実した毎日だったな

港に降り立つと、そこには

見知った顔立ちの女の子が出迎えてくれた
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「ダーノンお帰りなさい!」

会ってすぐにお腹をグサグサ刺してくる
ああ、このやり取り懐かしいな

「ただいま、ヒナちゃん。
この3ヶ月でだいぶ背が伸びたね」

10㎝は伸びてるよ。若い子は成長が早いわ

「なに言ってるの?
あれから1年9ヶ月は経ってるわよ?」

えっ!?そんなに?3ヶ月差し引いてもたった三時間ほどで18ヶ月か。
やはりアトランティスとの時間軸はかなりおかしいようだ

「そうなんだ!

時間は掛かったけど無事にアトランティスを見つけて、
約束通りお母さんを連れ帰ってきたよ」


「えっ!ほんとっ!?」

後ろからリンドウさんの奧さんが飛び出してくる。



「フィーナ!ああ、こんなに大きくなって……」

再開ひな

「お母さーん!!!」

二人抱き合って泣いている

あかん、貰い泣きしそう


「ダーノン約束守ってくれてありがとう!」

チュッ
抱きつかれてホッペにチューされたよ

う~ん、
せめてあと10年後にご褒美をくれw



感動の再会を喜び
東インド商会のリスボン支店に赴く。

カンツさんとミャーさんは用事があるみたいで
後で屋敷に合流するようだ。

プラタ通りを過ぎて
レスタウラドーレス広場の近くにある
4階建てのゴシック建築風の屋敷が商会所有の屋敷だ


熊の熊五郎は少しは大きくなっただろうか?

「ヒナちゃん、熊五郎は元気か?」

「あー、熊五郎じゃなくだーのんよ!連れてくるね!」

ややこしいから人の名前を付けるのは止めてくれw

奥の倉庫から連れてきたのは、

二メートルを超える巨大な壁、いや巨大な熊だ!

「なんじゃこりゃー!」


くまごろう


あの小さくて可愛かった小熊がこんなデカさに!

「毎日お肉をあげてたからか少し大きくなったかな♪可愛いでしょ~!」


おいおい、頭かじられて血が出てるってw

あ、笑顔で殴り返してるw

「いやいやいや!こりゃ大きすぎで飼うの大変っしょ?」


「うん、私以外には懐かなくてね…」

ふぅむ……
あ、そうだ!あれがあるじゃないか!

懐から秘密兵器を出す
アトランティスのお土産
【愛情たっぷり特製ご飯】!


さぁ、これをお食べ…

熊五郎(だーのん)は
【愛情たっぷり特製ご飯】を食べきると、

かなり喜んでいる!
あまりの嬉しさにオシッコをかけてくる!
嬉ション止めてw
身体を擦り寄せてマーキングしてくる!
お腹をシェイキングしてアピールしている!
目がハートだ!
アへ顔してるし抱きついて離さない!


端から見ると俺が捕食されているようだw




あーこりゃたまらんw
ラナンさんに引っ張りだしてもらい
なんとか脱出できた

熊五郎が悲しそうにこちらを見つめている
どうやら仲間になりたそうだ

「あー★ダーノン酷いわ!これは責任取って貰わないと♪」

くっ、擦(なす)り付ける気満々じゃないか

しょうがない、うちのペットにするか。


ピコーン!
【熊五郎がペットに追加されました】

◎追加発見
発見物を発見した際ペットがアイテムを探してくる。
親密度によって確率が上昇する。
(現在親密度:MAX!)

◎威嚇戦闘
一定確率で陸上戦で敵に襲われる確率が減少し、飼い主の替わりに戦う。
親密度によって確率が上昇する。
(現在親密度:MAX!)


◎逃走
背中に乗ると敵との戦闘から逃げ出すことができる
親密度によって確率が上昇する。
(現在親密度:MAX!)

頭の中で響き渡る

なんだよ、この謎システムはw
しかもあまり使わなさそうなスキルだし。

あ、でも熊五郎が大人しくなった
ちゃんと連れていくからここで待ってな。


倉庫から離れ屋敷に入る

屋敷ではリンドウさんと奥様が感動の再会を喜んでいた。

「おお!ウチダーノ様!
この度は家内を連れ帰ってくれてありがとうございます!」

リンドウさんは俺の両手をガッシリ握りしめ離さない

ありがとうありがとう…

涙を流して感謝を述べている

「気にしないでください。物の序(つい)で
ですから」

「それでも、…ありがとう!」


…照れるな
グゥ~ギュルグルグル★
こんな時に腹の虫が!恥ずかしいw


「ふふ、お腹も空いたでしょう!
今日は御馳走を用意しますので色々お話を聞かせてください」


食堂では改めて盛大に歓迎され、
たらふく食って飲んで笑って唄って♪

ヒナちゃんと奥さんとリンドウさん家族三人を見てると微笑ましかった

良かったねヒナちゃん!





~~~~~~~~~




昨夜は楽しい晩餐だった

リンドウさんもヒナちゃんも大喜びだったしね


結局クマの熊五郎はうちで引き取ることになった

なぜかある程度の意思の疎通が出来るようだ
これはチートなテイマー街道待ったなし!

夢が広がる!憧れる~!

まぁやらないけどねw
船部品商人には必要ないから

ロンドンの商会前で番犬ならぬ番クマにしよう
(´・(ェ)・`)


いま港にてリンドウさんやヒナちゃん達に見送られてる所だ。

「わざわざ見送りありがとうございます」

「いやいや、いつかこの恩を帰させてください。
ああ、そうだ!これを預かっていました。

君たちが以前アフリカで助けたフランスの宝石商が
御礼にと後日届けてくれた品です」


【プラチナの原石】を2個手に入れた!

おお!これは宝石鉱山の超レア物じゃないか!

「有り難く頂きます」

「こちらこそ本当にありがとう!
道中気を付けて!良い風が吹きますように!」
「またね~!ダーノンのお腹刺させてね~!」


ブンブン手を振って別れを惜しむ


徐々に港を離れていくがまだ手を大きく振っているのがわかる



すべての出会いと別れに意味がある


縁があればまた会えるし、また繋がる
再び会うまでの遠い約束





今はただ、別れを惜しもう









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一日一回ぽちっとな♪( ´∀`)

第55話「アトランティス」

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第55話 「アトランティス」




島には立派な岸壁(がんぺき)があり

この岸壁の水深が大きくなるほど、
喫水の深い、より大型の船舶を係留することができる。

総トン数が1000tクラスの船舶であれば、
水深4.5m程度の岸壁に係留するのが通常であるのだが
この港湾全体を見た場合、
ほとんどの岸壁は水深10m程度まである

これほどまで進んだ岸壁はこちらに来てから初めて見た。
ロンドンでもここまで無いわ


もやい綱をボラードにしっかりとモヤイ結びで繋ぎ止め岸壁係留し、

アトランティスに無事寄港する



ピコーン!
202012122051378c8.jpg
アトランティスを発見しました
冒険経験値3000獲得
電波受信スキルが14にレベルアップしました




地面の上に降り立つと竜の巣の後の上陸である為か、
なんだかフワフワするわ

雲の上を歩いたみたいな不思議な感覚だ。



20201208001110db6.png

港湾管理局で上陸の手続きをしながら
立派なトーガを着た役人に街の名前を確認すると
確かにここはアトランティスで間違いないそうだ。

ここを訪ねて来たものはほかに居ないかと尋ねると、
3日前から大型キャラックが来港しているそうだ。


確かに港にはうちの船の他にイングランド国旗を掲げる大型キャラックが係留している。


我々の他に天球儀を作り、ここに来たものがいるだと!?

しかも3日前とは。


まずは情報を集めるべく、
係留中の大型キャラックを訪ねてみる

船には居残りの船員しか残っておらず、
ほとんどの船員は島に上陸しているようだ


だが間違いなくこの船は東インド商会の船だ

商会旗がはためいているし、
ソリマチ会長を知っている。

しかし、シンシアが知っているものは一人もいなかった。

ふぅむ……
どうしたもんだか


いま船長たちは神殿で調査しているそうなので探してみることにした。


街に入るとそこは
トーガを着た荷担ぎ人や町民に鎧を着た軍人と様々な人で溢れている。

おいおい、軍人さんの格好が凄いな!

大型の円形盾に

頭のてっぺんに紅い房がついたコリュス。
ヘルメットから鼻当てと頬当てが伸びているような形状で、
顔面を含む頭部をしっかりガードするタイプの兜だ。
あれ重いだろうに…

また、胸当てや腿当て、サバトンと呼ばれる青銅製の足用防具も装備している。
総重量が30~35kgくらいか。



まるでここだけが時間の止まった古代アテネのようだ。

もしかして、またタイムスリップしたのだろうか?


あと気になるのは
道の真ん中に3メートルはある像が立っていて
20201208001109ec1.png
かなり古いようで苔が生えている

こんな像が何体も立っているとは



とても不思議だ…





奥に更に進むと中央通りには店が何件か立ち並ぶ。

その中の雑貨屋では色々な珍しいものが陳列してある
20201208001134253.png

おいおい、古代の天球儀エラい安いなw

あれだけ苦労してこさえたのに…



【愛情たっぷり特製ご飯】が気になる

説明書の但し書きには

『この餌をあげたペットは貴方にもう夢中!
ヨダレを垂らして絶対服従間違いなし。
何があっても逆らいません!』

これ、絶対ヤバイ薬なやつじゃないか?

よし、一個買って
リスボンにいる熊の熊五郎に試してみようw


ついでに現地の人が着ている
白と青の帯のトーガと兜のコリュスが売っていたので
その場で着替えてみる


なかなか着心地がいいな



見るもの全てが珍しいものばかりだ

街中はレンガ造りの2階建ての箱型家屋が殆どで、

島の中央にある小高い丘の上には
パルテノンによく似た神殿が鎮座している

2020120709063441e.jpg


階段を登ってみると、

高さ10mを越える大理石の柱が取り囲み、

神殿内には、
金と象牙で出来た高さ12m位のアテナ女神像と
巨大な黄金のポセイドン像。
20201208001108109.png

周りにはイルカに乗る兵士たちの像が周りを囲んでいる。


圧倒的迫力の建造物だ…

人類の叡智とも云うべくお宝だな



この玉座の脇から
地下神殿に続く隠し通路があるようで、


階段を降りると
大理石でできた巨人兵士がいきなり襲ってきた

20201208001106fc0.png
ゴーレムとは恐れいった

巨人は体力回復しないので
フル装備で臨めば怖くない。


剣スコップのお陰で難なく撃破
昔だったら瞬殺されてたわw



巨人を倒した後に階段を見つけ

サクサクと巨人兵を倒しながら探索すること2時間、


20201208001104aed.png

先程道に立っていた像が入口を守っていた

ロボット像は蒸気を発し素早くこちらを攻撃する

トリッキーな動きで船員達を翻弄するが



20201118081137150.jpg

スコップ波動砲で一撃だw




難なくロボット像を倒し部屋に入ると





そこには十人ほどの研究者がいた






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一日一回ぽちっとな♪( ´∀`)

第54話「龍の巣」

こんにちは~(*´ω`*)


始めから読みたい方はこちらからどうぞ(。•̀ᴗ-)✧
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第1話はこちら♪





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『大航海が夢の跡 ~まったりゆったり航海中♪~』



第54話 「龍の巣」





小木の港で大勢の人が手を振り見送りしてくれた

南蛮貿易も上手くいったし良い場所だったな

また温泉に入りに来よう




「碇(いかり)を上げて帆を張れ!面舵一杯!」

漕船スキル発動★
カンツさんの指示が飛ぶと
漕ぎ手達の手に一段と力が入る



「アトランティスがどんな島だろうが、
まっとうな商人をなぐさめてくれる財宝ぐらいあるはずだ!

さあみんな、
しっかり漕ぎまくれ~!!」

オー!

船員の士気は高い
これもドミンゴとカンツさんのお陰だ




日本海の荒波をものともせず
オスマンガレーは海面を滑るように疾走と駆ける
水飛沫(みずしぶき)が凄い





佐渡ヶ島から丸二日

現在は、蝦夷の北西に位置する為か
かなり肌寒くなってきた

分厚めの冬服を着込む


六分儀で太陽高度を測り、
三角定規や計算表を使って海図に現在位置を作図する。

天球儀が指し示す場所はこの辺りのはずだ


見張りにより一層の警戒を促す


30分ほどいった先で、


マストトップにいる見張り役が叫ぶ
『前方二時の方向に怪しい入道雲が!』


あれはなんだ!?



天を突くような今までに見たことがない
超巨大な入道雲が前方に立ち塞がる

20201207090632013.jpg



……これが、竜の巣か!!!


デケデケデケデケデケデケデケデケ
(心の効果音)


言い伝えのとおりだ。
向こうは逆に風が吹いている。


天球儀は真っ直ぐこの方向を指し示している
きっとアトランティスはこの中だ!



よし、行こう竜の巣へ!


手早く後方のガレオン船に手旗信号を送る

【ワレ トツゲキヲ カンコウスル ワレニ ツヅケ】

「総員第1種警戒体制!
本船はこのまま竜の巣に突入する!

荒天航海に備えよ!」



重量物や移動物をしっかり固定し、
居住区では机や椅子を固定したり、

棚類の引き出しのストッパーも閉めなおし、物が倒れないように注意を促す。

ブリッジ(船橋)では航海士が気圧、風向、風力の変化を見ながら、
針路や操船法を工夫して船内一致団結してこの龍の巣に備える。


以前のハリケーンを経験したお陰か
船員の動きに無駄がない



帆を引き降ろして、ともかく停船をする
このまま帆を張っていては破れてしまうのだ


しかも強風の為に
完全に帆を降ろしてもマストが受ける風圧で、
船体はどんどん前方に引き寄せられていく。

 もはやどうしようもない

止まることも、風上に引き返すのも不可能だ。


それならば死中に活あり!

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ!だ



竜の巣の中に突入した!
20201207233621c5e.jpg

波は急激に荒れる。


鋭利な三角波が船の横腹に追突し

船体は上下左右に激しく揺れて針路を保つのが難しい。

まるで暴れ馬に乗るようだ。

デッキから振り落とされそうになりながら、
夢中で命綱にしがみつく。



荒波の中の枯れ葉のような存在


この絶対的な風の威力には、
何をしようと逆らえるわけがない。



……だが、このまま突っ込む!


帆が損傷しました!
帆を広げていると転覆してしまいます!
冒険経験を6獲得
船員が2人流されました!
ウチダーノが修理スキルを発動しました
冒険経験を7獲得
船員が1人流されました!
冒険経験を7獲得
丸太を3入手しました!
冒険経験を7獲得
冒険経験を6獲得
ウチダーノは修理スキルを発動しました
冒険経験を6獲得
副官・カンツォーネの交易経験値が80000に到達
副官・シンシアの交易経験値が48000に到達
冒険経験を6獲得
運用スキルを発動しました
船員への物資配給を抑えます
冒険経験を8獲得
船員が2人流されました!


この先に必ず希望があるんだ!





うぉぉぉぉぉ!負けるか~!







――――――――――――――――――


……………………………



……………………




……………



………


ふぅ、


竜の巣に突入して約一時間

永遠にも感じた暴風が止んだようだ

雲のなかは不思議と静寂に包まれている……





気がつくと、いつのまにか雨はやんで、

鮮明な視界が開けていた。



右の海面には、


太陽に照らされた光輝く小高い島が姿を見せている。



20201109101129ae0.png



ああ!美しい……



アトランティスを!

ついに俺は見つけたんだ!








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一日一回ぽちっとな♪( ´∀`)
プロフィール

うちだーの

Author:うちだーの


縺セ縺医☆縺ィ繧浩convert_20160229100712
(ラビ師匠作)

大航海時代A鯖
名前:ウチダーノ
国籍:イングランド

ロンドン
英・東インド会社商会所属

第6代目 会長 →副会長

おもに平日お昼に生息してます
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