第54話「龍の巣」
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始めから読みたい方はこちらからどうぞ(。•̀ᴗ-)✧
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第1話はこちら♪
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『大航海が夢の跡 ~まったりゆったり航海中♪~』
第54話 「龍の巣」
小木の港で大勢の人が手を振り見送りしてくれた
南蛮貿易も上手くいったし良い場所だったな
また温泉に入りに来よう
「碇(いかり)を上げて帆を張れ!面舵一杯!」
漕船スキル発動★
カンツさんの指示が飛ぶと
漕ぎ手達の手に一段と力が入る
「アトランティスがどんな島だろうが、
まっとうな商人をなぐさめてくれる財宝ぐらいあるはずだ!
さあみんな、
しっかり漕ぎまくれ~!!」
オー!
船員の士気は高い
これもドミンゴとカンツさんのお陰だ
日本海の荒波をものともせず
オスマンガレーは海面を滑るように疾走と駆ける
水飛沫(みずしぶき)が凄い
佐渡ヶ島から丸二日
現在は、蝦夷の北西に位置する為か
かなり肌寒くなってきた
分厚めの冬服を着込む
六分儀で太陽高度を測り、
三角定規や計算表を使って海図に現在位置を作図する。
天球儀が指し示す場所はこの辺りのはずだ
見張りにより一層の警戒を促す
30分ほどいった先で、
マストトップにいる見張り役が叫ぶ
『前方二時の方向に怪しい入道雲が!』
あれはなんだ!?
天を突くような今までに見たことがない
超巨大な入道雲が前方に立ち塞がる

……これが、竜の巣か!!!
デケデケデケデケデケデケデケデケ
(心の効果音)
言い伝えのとおりだ。
向こうは逆に風が吹いている。
天球儀は真っ直ぐこの方向を指し示している
きっとアトランティスはこの中だ!
よし、行こう竜の巣へ!
手早く後方のガレオン船に手旗信号を送る
【ワレ トツゲキヲ カンコウスル ワレニ ツヅケ】
「総員第1種警戒体制!
本船はこのまま竜の巣に突入する!
荒天航海に備えよ!」
重量物や移動物をしっかり固定し、
居住区では机や椅子を固定したり、
棚類の引き出しのストッパーも閉めなおし、物が倒れないように注意を促す。
ブリッジ(船橋)では航海士が気圧、風向、風力の変化を見ながら、
針路や操船法を工夫して船内一致団結してこの龍の巣に備える。
以前のハリケーンを経験したお陰か
船員の動きに無駄がない
帆を引き降ろして、ともかく停船をする
このまま帆を張っていては破れてしまうのだ
しかも強風の為に
完全に帆を降ろしてもマストが受ける風圧で、
船体はどんどん前方に引き寄せられていく。
もはやどうしようもない
止まることも、風上に引き返すのも不可能だ。
それならば死中に活あり!
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ!だ
竜の巣の中に突入した!

波は急激に荒れる。
鋭利な三角波が船の横腹に追突し
船体は上下左右に激しく揺れて針路を保つのが難しい。
まるで暴れ馬に乗るようだ。
デッキから振り落とされそうになりながら、
夢中で命綱にしがみつく。
荒波の中の枯れ葉のような存在
この絶対的な風の威力には、
何をしようと逆らえるわけがない。
……だが、このまま突っ込む!
帆が損傷しました!
帆を広げていると転覆してしまいます!
冒険経験を6獲得
船員が2人流されました!
ウチダーノが修理スキルを発動しました
冒険経験を7獲得
船員が1人流されました!
冒険経験を7獲得
丸太を3入手しました!
冒険経験を7獲得
冒険経験を6獲得
ウチダーノは修理スキルを発動しました
冒険経験を6獲得
副官・カンツォーネの交易経験値が80000に到達
副官・シンシアの交易経験値が48000に到達
冒険経験を6獲得
運用スキルを発動しました
船員への物資配給を抑えます
冒険経験を8獲得
船員が2人流されました!
この先に必ず希望があるんだ!
うぉぉぉぉぉ!負けるか~!
――――――――――――――――――
……………………………
……………………
……………
………
ふぅ、
竜の巣に突入して約一時間
永遠にも感じた暴風が止んだようだ
雲のなかは不思議と静寂に包まれている……
気がつくと、いつのまにか雨はやんで、
鮮明な視界が開けていた。
右の海面には、
太陽に照らされた光輝く小高い島が姿を見せている。

ああ!美しい……
アトランティスを!
ついに俺は見つけたんだ!
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一日一回ぽちっとな♪( ´∀`)
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第54話 「龍の巣」
小木の港で大勢の人が手を振り見送りしてくれた
南蛮貿易も上手くいったし良い場所だったな
また温泉に入りに来よう
「碇(いかり)を上げて帆を張れ!面舵一杯!」
漕船スキル発動★
カンツさんの指示が飛ぶと
漕ぎ手達の手に一段と力が入る
「アトランティスがどんな島だろうが、
まっとうな商人をなぐさめてくれる財宝ぐらいあるはずだ!
さあみんな、
しっかり漕ぎまくれ~!!」
オー!
船員の士気は高い
これもドミンゴとカンツさんのお陰だ
日本海の荒波をものともせず
オスマンガレーは海面を滑るように疾走と駆ける
水飛沫(みずしぶき)が凄い
佐渡ヶ島から丸二日
現在は、蝦夷の北西に位置する為か
かなり肌寒くなってきた
分厚めの冬服を着込む
六分儀で太陽高度を測り、
三角定規や計算表を使って海図に現在位置を作図する。
天球儀が指し示す場所はこの辺りのはずだ
見張りにより一層の警戒を促す
30分ほどいった先で、
マストトップにいる見張り役が叫ぶ
『前方二時の方向に怪しい入道雲が!』
あれはなんだ!?
天を突くような今までに見たことがない
超巨大な入道雲が前方に立ち塞がる

……これが、竜の巣か!!!
デケデケデケデケデケデケデケデケ
(心の効果音)
言い伝えのとおりだ。
向こうは逆に風が吹いている。
天球儀は真っ直ぐこの方向を指し示している
きっとアトランティスはこの中だ!
よし、行こう竜の巣へ!
手早く後方のガレオン船に手旗信号を送る
【ワレ トツゲキヲ カンコウスル ワレニ ツヅケ】
「総員第1種警戒体制!
本船はこのまま竜の巣に突入する!
荒天航海に備えよ!」
重量物や移動物をしっかり固定し、
居住区では机や椅子を固定したり、
棚類の引き出しのストッパーも閉めなおし、物が倒れないように注意を促す。
ブリッジ(船橋)では航海士が気圧、風向、風力の変化を見ながら、
針路や操船法を工夫して船内一致団結してこの龍の巣に備える。
以前のハリケーンを経験したお陰か
船員の動きに無駄がない
帆を引き降ろして、ともかく停船をする
このまま帆を張っていては破れてしまうのだ
しかも強風の為に
完全に帆を降ろしてもマストが受ける風圧で、
船体はどんどん前方に引き寄せられていく。
もはやどうしようもない
止まることも、風上に引き返すのも不可能だ。
それならば死中に活あり!
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ!だ
竜の巣の中に突入した!

波は急激に荒れる。
鋭利な三角波が船の横腹に追突し
船体は上下左右に激しく揺れて針路を保つのが難しい。
まるで暴れ馬に乗るようだ。
デッキから振り落とされそうになりながら、
夢中で命綱にしがみつく。
荒波の中の枯れ葉のような存在
この絶対的な風の威力には、
何をしようと逆らえるわけがない。
……だが、このまま突っ込む!
帆が損傷しました!
帆を広げていると転覆してしまいます!
冒険経験を6獲得
船員が2人流されました!
ウチダーノが修理スキルを発動しました
冒険経験を7獲得
船員が1人流されました!
冒険経験を7獲得
丸太を3入手しました!
冒険経験を7獲得
冒険経験を6獲得
ウチダーノは修理スキルを発動しました
冒険経験を6獲得
副官・カンツォーネの交易経験値が80000に到達
副官・シンシアの交易経験値が48000に到達
冒険経験を6獲得
運用スキルを発動しました
船員への物資配給を抑えます
冒険経験を8獲得
船員が2人流されました!
この先に必ず希望があるんだ!
うぉぉぉぉぉ!負けるか~!
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……………
………
ふぅ、
竜の巣に突入して約一時間
永遠にも感じた暴風が止んだようだ
雲のなかは不思議と静寂に包まれている……
気がつくと、いつのまにか雨はやんで、
鮮明な視界が開けていた。
右の海面には、
太陽に照らされた光輝く小高い島が姿を見せている。

ああ!美しい……
アトランティスを!
ついに俺は見つけたんだ!
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